■タイトル :緑色閃光(第二部)
■企画動機
「なろう」系における定義(異世界転生、ゲーム的演出、展開)などの要素をさらに昇華させ、難解とされる作品をより簡単に、かつロボット物としての完成度を上げていく物語として書いていく。
すべての要素を色濃く、重厚に表す事で深みを与えていく。
)現状について。
(強み、弱み)
キャラクターを強く出しすぎているあまり、世界観やストーリー性が剥離している状態にある。
これらを統合して嚙合わせる事でどれか一つが欠けても成立しない世界を作り上げる事で、新しい物語を作り出す目的がある。
その為、誰にでもわかりやすい平坦な言葉のみで構成する。
■時代背景、ジャンル:遠未来
■対象 :(誰に)
子供から大人まで。
■コンセプト(何をどうするのか、他の作品と何が違うのか。目指す方向性)
)平坦な言葉とシンプルなストーリーにより、誰にでもわかりやすくする。
)全体の重厚さを強め、何が欠けても成立しないほどに深く没入できる作品にする。
)ロボット物ならではの派手さ、格好よさを動きを中心に表現しセリフなどの安直な表現を避ける。
■スケジュール。計画(容量、工数、日数など)
全3冊分(原稿用紙1000~1200枚程度)。
全体的に3~4年程度のスパンとする。
1話を区切って同時に公開する。(今までは1話を区切り1週ごとに公開している)
反応を見るために投稿サイトの変更。
■コスト(日数、手間)
企画立案~設定確定(仕様書の完全作成完了)まで半年~1年程度。
本文は1話あたり2か月程度とする。
大まかにはフローを参考に。
■ストーリー概要
空港にアメリカから科学者が下りてくる。
彼女は平行世界の研究のため、東京を経由して研究所に向かった。
日本は経済破綻を引き起こしており、政治結社がすべてを牛耳っていた。
政治結社の伝手で辺境にある研究所に向かった。
研究所近辺は核ロンダリングにて金を稼いでおり、その際に使われる核を利用して実験のエネルギーを確保していた。
その一環として、居住を想定した2機のロボットに平行世界の移動装置、APWを搭載し実験を行っていた。
しかし、韓国へ輸出する際にロンダリングした核ミサイルを搭載した船が拿捕され、事実が明らかになってしまう。
責任を追及された日本はBC兵器ですべてを消し去る事に決める。
平行世界へ一定範囲を移動させる為、政治結社の娘はロボットを起動させるも、一帯を移動させた先の保証がないとしてもう一機を起動して平行世界へ移動させる。
BC兵器により区域は皆殺しにされ、脱出した政治結社の男と科学者は去っていく。
移動後、2機は交戦するもエネルギーを奪う。
その後、1機はエネルギーがなくなりパイロットは酸欠により死亡、墜落する。
そしてもう一機もエネルギーが尽き、チャージの為に休止しパイロットもコールドスリープに入る。
■世界観、場所:
各項目参照。
■登場人物:
各項目参照
■主な場所
地名:羽田国際空港。
地理:埋立地跡に作られ、無計画な拡張工事を行っている国際空港。湾岸区域にある。
文化、宗教等習わし:行政の強行により作られた空港は、今や日本唯一の物資搬送を行える国際空港となった。様々な店があり街の形相を持つが全てが海外資本であり、実質治外法権の特権を受けている。その為日本語が通じずドルで取引されている。
過去:かつての空港は2度の内乱により破綻した日本の影響を受ける。出国する人間は後を立たなかった為、政府はこれを過剰な税金で制限した。また、機密保持を名目に日本へ入る人間の数も制限された。
現在:日本より出国する日本人はほぼいない。これはすでに出ていってしまったからである。空港は軍が統括しており、軍による物資、人員取引の輸送ターミナルとしての機能がメインとなっている。そのため旅客機は全体の3%程度に過ぎず、それらも全てが民間を隠れ蓑とした政府運用か、政治結社の取引用プライベートジェットとなっている。
未来;途上国へのAPW輸送のターミナルとして機能させる計画があるが、実際にはほぼ機能していない。相変わらずの軍用空港となっている。
(各項目200字以内)
施設:ターミナル、売店。
構造:多重構造となっており、20世紀から21世紀の空港と何ら変わらない。但しほとんど人員がおらず、ロボットで処理されている。
政治システム:民間の名目だが、実際には軍が運用している。そのため軍の規律がそのまま適用されていて、どこかしらに軍人や過剰武装したロボットの姿が見える。
関連する地、人物:2部科学者。
名物、特徴:外国語しか話せない店員。換金する意味のない換金所。
使用するロケーション:ターミナル、売店区域。
モチーフ羽田空港。
地名:本庄量子科学研究所。
地理:東京からゲートを通して離れて移動した場所。
文化、宗教等習わし:量子科学の研究施設跡。名目上は何もない場所だが実際には禁忌である原子力を基礎とした量子化学研究を行っている。但し何処の国家にも所属しない中立地帯扱いのため、立ち入るには政治結社の人間のコネが必要になる。
過去:元々量子研究を行っていた場所だが、経済破綻に伴い廃棄された。廃棄されたまま解体されなかった為に研究設備はそのままになっている。故に機材と物資の持ち込みが確保できれば研究は可能となっている。更に政府やAIの管理を離れている為禁忌の研究も容易に出来る。科学者にとって良い実験場である。
現在:施設を使い、禁忌である平行世界に関する特異点の確率と立証を含めた実験が行われている。政府は次期エネルギー開発計画と海外への売り込みに備え、黙認という名目で密かに関わっており、自衛隊もいる。
未来:BC兵器使用後、データごと接収されたが部分的でメインフレームは全て持ち去られてしまっていた。
(各項目200字以内)
施設:量子化学研究施設跡、居住区。自衛隊駐屯地。
構造:放射線の影響(という名目。実際には作物を栽培すると人がいる痕跡が判明するために行っていない)で周辺区域は作物が栽培できない。韓国経由でアメリカから東京へ運ばれる物資をくすねる他にない。但しある程度備蓄されている。電力は核ロンダリングを行っている原子力発電所を経由して確保されている。
政治システム:表向きは国連が管理しているが、実際には中立地帯となっており干渉していない。自衛隊が駐屯している点からしても察する通り、国がある程度関わっているがコアデータは転送されておらず、常にダミーデータが転送されているため国としても(データから)採算が取れない事業として足切りを検討している。しかし(真のデータを受け取る)アメリカからの要請により続けざるを得なくなっている。
関連する地、人物:量子科学研究所跡、周辺都市群廃墟。平行世界観測所跡。自衛隊駐屯施設。
名物、特徴:巨大地下施設の存在。
使用するロケーション:巨大地下施設、近辺区域。
モチーフ 本庄量子科学研究所。
地名:自衛隊駐屯基地。
地理:本庄→柏崎の間。
文化、宗教等習わし:物資はほぼ自給自足で賄われている為、規律は最低限しか維持できていない。自衛隊そのものが差別的な職業となっているため、使い捨てのコマ同然になっている。(身分格差があり、低い人間は軍に入るしか公務が出来ない)
現地の人間と交流があり、物資も融通してもらっている。
過去:内乱時、原子力発電の監視の為に構成された駐屯地であり、当時は非常に重厚な砦だった。原子力発電のためであればどんな手段も厭わない為、BC兵器を貯蔵している。
現在:老朽化がひどく、最新の設備から遠いものになっている。BC兵器は存在しており、将校によって監視されている。
未来:BC兵器使用後、機密処理のため爆破解体され、関わった自衛隊は軒並み同志の大量虐殺に関わったテロリストとして即処刑された。
(各項目200字以内)
施設:BC兵器自動製造、貯蔵プラント。農業生産プラント。兵器格納庫。弾薬貯蔵庫。居住ブロック。
構造:膨大な敷地に兵器格納庫等の各施設が展開する。通常は立ち入りできないが、物資の問題から地元近辺の人も物資関連で立ち入りできる。戦闘はなく、もっぱら護衛がメインとなっている。
政治システム:軍隊的な統制が取れている。政府とは将校(飛ばされたエリート)を経由して政府とやり取りしている。
関連する地、人物:将校。
名物、特徴:生産プラントがあり、地元の人間に提供されている。
使用するロケーション:基地敷地内。司令質。
モチーフ:自衛隊朝霞駐屯基地。
地名:東京
文化、宗教等習わし:彼らは皆働く事をせず、常に消費ばかりをしている。定期的に配布されるクレジットにより衣食住は確保されていて、過剰なまでに政府を支持している。
過去:2020年度のオリンピック失敗の負債に加え、26年の裁判での出来事から内乱へと発展する。2050年に一旦収まるも再び勃発する。これにより日本は経済破綻を引き起こし、東京都や一部の買い手のつかない(価値のない土地)を除く全てが売却される。危惧した国連は租借地として安く日本に買い与える形で使用して地名:東京。
地理:関東湾岸区域に展開する巨大都市。20世紀頃の夢の街をそのまま再現したかのような、、夜も昼も関係ない世界を再現している。
いる。。
現在:政策により労働から開放されたと思い込んだ人々で固まっている。世界で初めて労働から開放されたと言われているが、実際には押し付けているに過ぎない。街を支配しているのは政治結社の人間と関係者であり、政府ですら口出しが出来ない程の権力を持つ。
未来:一連の事件をテロリストの仕業と位置づけ、徹底的に交戦を呼びかける。
しかし、人々は耳を傾けず快楽に溺れ続ける。
(各項目200字以内)
施設:政府機関、廃墟を再利用した高層ビル群。
構造:かつての内乱で廃棄された高層ビル軍を再利用し、見た目であれば復興している。実際には格差がひどく、東京も一部を除き治安が非常に悪く地元の人間すら立ち入らないスラム街が広がっている。そのため警察が随時監視し、軍隊なくして動けない。
政治システム:実質制御できているのは東京近辺くらいしかない。異常なまでの排外主義、血統主義が蔓延しているので外国人は軍隊以上の武装集団の護衛が必須となっている。故に外国人が立ち入ることはない。内乱を沈めた政治結社に頭が上がらず、彼らに政府が頭を下げるほどにまで組織として形骸化している。
関連する地、人物:2部科学者、政治結社組織。
名物、特徴:以前は外国人相手に女を差し出すのが当然となっていた。現在は軍隊なくして外国人は殺される程治安が悪化しているので何も名物はない。何も生産しない人間が偉い社会なので、何も生産せず消費するしかない。
使用するロケーション:23区内。区外・
モチーフ東京23区内。区外の『田舎』とされる地区。
■用語
APW
Advance Parallele Walkerの略称。
平行世界を行き来するための一つのモジュールで、ロボットを指す言葉ではない。
ただし、組み込んだロボットを一般にこう呼ぶ。(他に実在しないため)
理論上、莫大な座標計算と次元回廊で精神と物質に分離せずに維持できるエネルギーが必要となっており、クリアできないのが大きな問題となっていた。
過去に実験した際も、次元回廊で一部が分離してしまった為に維持は難しいとされており、莫大なエネルギーの確保に核が必要であると結論づけている。
自衛用として大型、重武装化した2機のロボットに搭載し、稼働実験を行おうとするもBC兵器の使用を促され、他に選択肢がない為に強制的に動かす。
偶然からか次元回廊を突破し、平行世界にたどり着くも稼働を停止。
残骸とパイロットが解析されていく。
操縦形態はBMと筋肉の電気信号によるものの併合で、OSは英語を基本として日本語に準拠している。
ただし動きの癖や気の塵やすさ(ノイズ)を考慮して記憶を認証し、これを元に学習するようになっている。
後に自衛軍を経由して政府が技術を持ち帰り、ロボット兵器の開発に着手する。
開発された物はエネルギーの問題から大型化した陸上戦艦であり、搭載機はAllraound Parsonal Weponと呼称される。(自衛軍では汎用性向上型人型特殊工作用兵器というカテゴリに入る)
一方でアメリカなどの各国は平行世界について、独自の問題点があるとして制限を課す方針を取る。
核ロンダリング。
核兵器のナンバーを偽装し、他の国に輸出する手段。
核兵器は各々の国でAIにより制御されており、輸出は不可能となっているが抑止力を求め欲する国は途上国を中心に多い。
一方で先進国では核は時代遅れの兵器であるとの認識が強い。
この点を埋め合わせるため、核の出処を隠して輸出する為にAIを欺瞞する処理を行い核を取り出して使える核に加工する作業を行う。
AIの制御の範囲外にある日本(途上国なので制限を受けない)でこれを率先して行っており、密かに外貨を稼ぐ手段となる。
表向きには使用できる核を取り出し、原子力発電に活かすことになっている。(原子力発電も時代遅れで危険性の強い発電システムの認識が強く、稼働しているのは日本くらいしかない)
一方で近辺は被爆の危険にさらされる。
日本では韓国を経由して東南アジアの発展途上国に回していた。
グラインダー。
削る者を意味する言葉。
東京圏内に住めない人間とその居住地を指す。
搾取が大きい為、経済に関わることはなく実質奴隷階級となる。
各区域に強制居住されており、空白地帯に住む関係から「国民ではない」とされるため、基本的人権すらない。
にもかかわらず生産物は軒並み東京に搾取される。
そのため、彼らは自分達で隠して逃亡を繰り返しており、自衛隊はこれを取り締まる組織としてイタチごっことなっている。(自衛隊は東京で犯罪者とされたり彼らの階級からの強制徴収された人々により構成されている為、彼らに同情的である)
空白地帯であるがゆえに法が適用されない為、違法行為や条約違反行為も平然と行える巨大な実験場でもある。
デザイ内ベイビーの量産、核ロンダリングや平行世界の研究がそれである。
平行世界理論。
この世界には様々な平行世界が存在するという理論。
作中世界にはごく普通に議論されているが、立証されていないので実質架空の理論と言われている。
単純に言えば「別に分岐した世界が存在する」であり、更に表裏一体の精神界、物質階が存在する。
分岐を選んで進んだ何かが(主役)「特異点」であり、これが存在する世界がメインストリーム、存在しない世界がサブストリームとなる。
理論上無限に広がる世界を統合する為、サブストリームはメインストリームと統合され消滅する運命にある。
この減少により平行世界ナルオンは消滅の危機にある。
立証させることでサブストリームでの資源採掘、居住が可能となるが夢の理論でしかないとされ、AIが生産管理を行う世界においては管理世界の離脱を意味するために禁忌となっている。
しかし、特異点そのものの作成と、サブストリームへの転移により平行世界の転移と維持が任意に可能となるため日本にて研究が行われ、実際に転移を行う。
後にデータがアメリカや日本の上層部に渡り巨大戦艦による転移が可能となる。
ただし入手したデータは断片的なので転移は巨大なエネルギーと莫大な計算を可能とする量子コンピュータを搭載できる輸送戦艦に限られてしまった。
ナルオン側では10m級での転移が出来るようになったが、それでもごく近い世界(コンマ数秒分岐しただけの世界)に1秒未満の僅かな時間にしか転移できない。
それでも障害物や飛び道具などをすり抜けて移動できるので強みとなっており、これを使って回避を行うため、マイスに飛び道具は全く通じない。
なお、作中の年代では輪廻や魂などのメカニズムはこれを基本理論としてほぼ科学的に解明されている。(それでも思考実験の域を出ていない)
内乱。
日本国内で起きた内乱。
2020年における経済危機と、それを乗り切るための安易な政策により国家が不安になる。
2024年に起きた裁判官の殺害事件とその経緯から日本全土を巻き込む内乱となる。更に日本人以外の遺伝子を持つ者を死に至らしめるウィルス「JAP-DEATH」(実際には政府が外国人や反日勢力を皆殺しにする為に狂犬病ウィルスを打ち込んで殺害していた)の流行により、日本人(特に愛国心がないとされる人々)を減らし、人口が減り外国人が来なくなった為に生産性がなくなり途上国になっていく。
女以外に輸出するものがないと言われるほど悪化した状態の中、政治結社と政府による隔離、強攻策により200年代に一旦は収まる。が2050年代に強攻策の穴を突く形で内乱が再び勃発する。
これにより全ての内乱が政府の自作自演であった事実が判明し、世界から完全に見限られる。
経済的は破綻し、経済を保つために80%という破格の消費税(ただし金持ちが持つクレジットカードでは課税されない。事実上金持ち優遇政策となる)を取り、更に制御が出来る東京以外の場所を売り払った。
しかし誰も住めない、何も生産できない場所を買い取る国は何処にもなく、結局はアメリカが買い取った沖縄、ロシアが買い取った東北の一部と北海道を除いて国連が預かる空白地帯となった。
AIにより東京の人間は労働から開放されたとされるが、実際には奴隷制と貴族制のそれであり、事実上中世以前の文明に逆戻りしたと言える。
曰く「この国では生産する人間と弱者に強く、強者と文句しか言わない人間に弱い」
一夫多妻制。
国が少子化対策のために打ち出した政策。
一定の年収があれば複数の妻を持って良いという政策で、事実上政治結社と政治家による若い女の買い占めを認める制度となった。
これにより女が唯一出世するには彼らの妻になる以外になく(妻になるか外貨稼ぎを目的とした外国人の売春婦になるかしかない。尚血統主義により外国人の子を宿した場合は即座に子供ともども処分される)、若い女は金にすり寄るようになる。
AI。
世界の生産を制御するAI。
思想自体は2020年代よりあった。
生産による格差を阻止するために作られたもので、世界の生産を制御する装置として世界基準で採用されていた。
2050年代にAIの意思により停止していた。
制御による生産統制を望む声が強く、機能を大幅に減退させて開放への計画にこぎつけている。
自衛軍。
旧名称、自衛隊。
内乱により崩壊した日本が、憲法を書き換えてでも作り出した新日本軍とも呼べる存在。
日本国内では志願制となっている。
一部の東京に住む下位の人間と、グラインダーの人間で構成されている。
これは彼らが唯一公務員として就職できる手段だからである。
よって、彼らは一様に政策には批判的で、防衛という第一任務に関する忠誠度は低い。
国もそれを見越していて、殆どがグラインダーの場所に派遣され駐留を余儀なくされている。
更に兵器も旧式じみたものばかりで補給もろくにない。
(東京の防衛は警察が行っている)
BC兵器の起動に対して強行したのち、かかわった人間は処刑された。
更に政府は憲法を変え、途上国と一体化した巨大軍閥を作り出す。
彼らに共通しているのもまた、下位の人間で実質差別組織の意味合いが強い。
但し政府の先遣隊という意味合いからか、政府の世代交代が行われたからか装備は充実しており、ある意味世界最先端になっている。
■主なキャラクター
名前:芦原 暮広
容姿:ぼろぼろの不揃いの髪、小汚い地味な色の服。
能力:デザイナーベイビーで順応性が高い。
年齢:18
性別:男性。
性格:学がない職人に囲まれて育ったのでぶっきらぼうな言動が多く、他人との距離感よくわかっていない。しかし言動の一つ一つは他人を思いやる面が見られ、合理的な面がある。
職業:AI社従業員(機械操作系)
所属:AI社。
自称:俺
二人称:アシ、芦原君、芦原。
癖、総評:本を中心とした本で知識を学んでいるので職人連中の中では学がある方であり、他人を言いくるめるような言動がある。しかし独学特有の知識の浅さと聞きかじりから、専門家では薄いと言われ、ふてくされる面がある。
人物関係:職人達(同僚)、学者(実験体)、結社の妻(同年代の馴染み)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):元々デザイナーベイビーとして、天才科学者になるよう日本人の遺伝子を元に作られた。しかし幼少時の成績が悪く、適性検査で知能障害の面が見られた為、親に日本旅行と称して来た時に姉と共に捨てられた(よって彼は日本人ではないが、遺伝子に日本人の物が組み込まれている)。直後に姉はさらわれ、自分は暴行を受け瀕死になった所をグラインダーに保護されて育つ。
生きる為に働く事を覚え、同時に自衛軍や科学者から学ぶ楽しさを知る。
徐々に才能を開花させていき、周囲に武装王な知識を得ていく。
人型作業ロボットの扱いは天才的で、誰にも真似が出来ないほどの繊細な作業を可能としている。
(現在、行動内容):平行世界理論の立証の為、科学者の実験に携わる。これはロボットに量子システムと平行世界の移動システム等の複雑な処理と、それに見合う操縦技術を求められた為である。
自衛軍が侵攻した際、平行世界のシステムを発動させようとした彼女を止めるため、防衛用として隠匿していたロボットを動かし止めようとシステムを発動させる。これにより平行世界に向かい、交戦するもエネルギーを奪われ生命維持が不可能となる。内部は酸欠に陥り死亡する。
(未来、行動結果):死亡後、遺体と機体の残骸はガルキアに回収される。平行世界のデータや記憶は完全に解析出来なかったが、一部は応用されマイスを始めとする技術発展、そして記憶はマルスに移植される。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:2部主人公。
モデル:
余談:結社の妻が姉だとは最後まで気づかなかった。
マルスに移植された記憶の断片はオリジナルの機体に残っており、ここに残留思念として残り続けた。マルスに生きる意味を問いかけ、引き継いだと確信すると彼の記憶に溶け込んでいった。
名前:榎本 頼子
容姿:奇麗な服装に長い髪、動きやすい服装。
能力:デザイナーベイビーで各々の能力が高い。
年齢:20
性別:女性。
性格:おとなしいように見えるが高圧的で、簡単に周囲に敵を作るタイプ。
職業:榎本家の妻。
所属:榎本組
自称:私
二人称:頼子、あの女。
癖、総評:低い階級から拾われ妻になった為、同情的ではあるが努力が足りないと考えている。自身が努力せずにほぼ何でもこなせてしまう事もあり、簡単に敵を作ってしまう。しかし本人は自覚していない。しかし完全に悪意はなく些細な理由や態度による勘違いがほとんどなのですぐ和解できる。自分がひどい目にあい続けたため、同じ目に合わせまいと常に他人を優先して行動する。
人物関係:政治結社統括(夫)。2部主人公(弟)、科学者(理解者、教師)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):弟と共に見捨てられたデザイナーベイビーで、廃棄された直後に拉致され売り飛ばされた。この時弟と生き別れている。その後、東京で組織に保護されるも売春婦として売り飛ばすための隠れ蓑ですべて自作自演だったと判明する。その時に政治結社の長である榎本に保護され、8番目の妻となる。遺伝的に恵まれ、子供をもうけやすいというのも理由だった。その後教育を受けると学習し、大学を飛び級で卒業している。量子力学等の資格、博士号も持つ。
(現在、行動内容):同情と実験の為に施設を初めて訪れる。埃臭い雰囲気になじめないながらも交流し、新鋭のロボットの操縦をこなせるまでになる。うち一人の少年に親近感を抱く。BC兵器の際、彼らを救うため権力を持って彼らの元に向かい、ロボットに乗り込み緑色閃光を起動、並行世界に向かう。
(未来、行動結果):反発した芦原を倒すが、エネルギーが残り少なくなったところで着地。充電のためコールドスリープに入る。充電が終わり覚醒後、ビーコンを発し並行世界に現れた自衛軍と合流。共に戦い不利な自衛軍を助けていたが1部主人公の緑色閃光により、共に次元回廊に封じられる。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:ボスにしてヒロイン。もう一人の主人公。
モデル:
余談:捨てられたのは東京の外れである。芦原と同じく、日本人の遺伝子を持つが厳密には日本人ではない。
名前:榎本 和正
容姿:恰幅の良い老人。日本人離れした力を持つ。
能力:政府ですら屈服するほどの圧倒的な権力を持つ。
年齢:74
性別:男性。
性格:この手の世代にしては珍しく大局的にものを見る人間で、愛国とは何かを把握している。故に仲間とみればどんな人間でも受け入れるが敵対する者には容赦はない。
職業:政治結社組長
所属:榎本会
自称:俺
二人称:榎本様。社長。
癖、総評:人としては褒められたものではない。なりふり構わず地位と金で黙らせ、汚い手段をもって政府ですらも手玉に取る。若い女を次々と妻に取る。しかし、だれが何を言おうとも彼の唯一の信念は曲がらない。それは国や民をよくしていく心であり、すべてを敵に回してでも達成しようとする意志は悪の美学そのものである。
人物関係:2部主人公(血縁関係の親戚)、二部妻(8番目の妻)、科学者(出資者)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):内乱の最中に生まれ、政治結社として力をつけた父の跡を継いで勢力を拡大させた。
内乱終結後、東京を除きほぼ売却されると地下で力をつけていた政治結社はさらに力を拡大させた。彼自身の場合はいち早く外貨を得る手段を確立させ、更に内乱の遺産である精神と肉体の分離手術から並行世界理論を確立させようとした。すべては国民を救える手段を得るためだった。身寄りのない人間を妻として次々と迎えている。
(現在、行動内容):研究のパトロンになり、妻の一人が学者としての研究を望んでいたために協力していた。グラインダーには協力的であったが、疑いの目を向けられていた。BC兵器の使用にはいち早く停止を求めたが政府はかわし自衛軍に使用を仕向ける。仕方なく逃げるも妻は許可なく現場に向かった為に失ってしまう。見ていた物からグラインダーに血縁関係者がいる事を知った。
(未来、行動結果):テロリストとされた彼らに関わっていたとして、政治追及を受ける。明らかな外貨をせしめる目的だった。処刑とまではいかないが、軟禁を受ける。別の妻との間に子供を作り、その子供は懲罰の名目で途上国に編入された自衛軍に編入される。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:主人公の出資者。
モデル:
余談:製紙が弱く、子供が作れなかったので、若い女性を次々と妻にした。
名前:エイリア=マイザー
容姿:金髪で髪を結っている。
能力:
年齢:28
性別:女性
性格:合理的で、利用できるものは何でも利用する。高圧的な人物であり、近づくものは皆、危険だと直感する。
職業:量子科学及び並行世界理論学者。
所属:並行世界研究室
自称:私
二人称:マイザー博士。先生。
癖、総評:自分が確立した目的のためにはいかなる手段を択ばない。しかし、手段を択ばないのは目的があるからであり、目的のない手段は選ぶ必要があるという。あまりにも機械じみた論理的な性格なので人は彼女を敵であると認識するが、実際には人当たりの良いやさしい女性である。
人物関係:榎本(教師、スポンサー)。芦原(実験体として)。
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):両親の遺志を継ぎ、量子科学と並行世界理論の研究を行っている。かつて日本で行われた精神と肉体の分離手術の際にかかわった経緯で現在も日本には比較的楽な手続きで来られる。今回は並行世界の鍵である特異点の生成と移動についての立証実験の為、グラインダーの元に向かう。元々正規の実験はAIに降り監視されている以上は禁じられている為、表に出ることはない。一部の物質の転移成功の結果をもって正確にデータを取るため。システムを大型に、一定範囲を対象に組み込むというのと、グラインダーの権利向上の為転移させるという名目で来日する。
(現在、行動内容):実験の成果は良好で、一部の物質を転移させる事に成功する。ロボットに組み込む事で可能となり、一瞬ながらも成功する。実用化しようにも核ロンダリングの発覚によりBC兵器により抹殺を図る自衛軍の侵攻により中断。中途半端ながらデータのコピーを榎本家に明け渡し、オリジナルとレポートをもって去っていく。
(未来、行動結果):アメリカにおいて並行世界理論の確証が公開されるも、禁じられた実験であるため総スカンを受ける。以後地下に入り行方不明になるも、実際には日本に招致され実験が行われ、並行世界に転移できる兵器が開発されていた。しかし安定する並行世界はなく、あくまで次元回廊の入り口に入る程度でしかない。(並行世界がどんななのか分からず、行って戻ってこれる保証がないため)30年後に並行世界よりビーコンが確認された為、安住の地の開拓と資源確保を名目に侵攻し、中流艦隊として存在するも天使砲により、先見艦隊とともに消滅する。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:知恵を与える科学者。
モデル:
余談:
■APW
機体:シンビジューム
柱原原子力研究所で開発された平行世界移動用ロボット(APW)。
10m前後の機体で、名前は蘭の花に由来する。名付け親は芦原。
白みがかったピンク色を基調とする。
記憶で認証を行い、癖を自動で是正するようになっている。
自衛や平行世界移動後の対処のため、武装が非常に多い。
内燃機関と外燃機関のハイブリットとなっている。
ブラッドストームの予備機として組み立てられた。
平行世界移動を食い止めるために芦原が起動、平行世界に飛ばしブラッドストームと交戦するもエネルギーを奪われ稼働停止、芦原は酸欠により死亡し撃墜する。
その後、ガルキアにより回収、解体解析されマイスの原点となる。
人型なのは各ロンダリングの作業用ロボットが人型だったためである。
武装:平行世界移動用モジュール(APW)、ガトリングガン、グレネードランチャー、工作用ハンマー、滑空砲。
機体:ブラッドストーム
柱原原子力研究所で開発された平行世界移動用ロボット(APW)。
10m前後の機体である。
近接武装がメインとなるが、これらはすべて後付けでAPWを最大限に生かす設計になっている。周囲のエネルギーを一瞬で奪い、精神化して次元回廊に転移させる、エネルギープライヤーという武装が存在する。
また、この2機は居住も考慮しており、多少の居住ができるようコックピットは広くなっていて、多少の栄養を補給できる補給薬の精製や排泄処理等もできるようになっている。またコールドスリープ装置もある。
この点からして純粋な実験機の意味合いが強く、実際にこの機体で運用、実験が行われていた。
名前の所以は欠陥で血の嵐を巻き起こしかねないという理由から。
シンビジュームと同様、記憶で認証を行い、癖を自動で是正するようになっている。
内燃機関と外燃機関のハイブリットとなっている。
BC兵器使用のため、攻めてきた自衛軍に対して一帯を平行世界に飛ばすために起動する。
しかし、シンビジュームにより食い止められ、2体と極めて現敵的な場所だけが転移する。
シンビジュームと交戦するもエネルギーを奪い稼働を停止させる。
しかし、地震のエネルギーの消耗も激しくコールドスリープに入り充電期間に入る。
バリアを随時展開しているために触れることはかなわず、監視を兼ねて周辺に施設が建てられる。
武装:平行世界移動用モジュール(APW)、パイルバンカー、エネルギープライヤー。