■タイトル :緑色閃光(第一部)
■企画動機
「なろう」系における定義(異世界転生、ゲーム的演出、展開)などの要素をさらに昇華させ、難解とされる作品をより簡単に、
かつロボット物としての完成度を上げていく物語として書いていく。
すべての要素を色濃く、重厚に表す事で深みを与えていく。
)現状について。
(強み、弱み)
キャラクターを強く出しすぎているあまり、世界観やストーリー性が剥離している状態にある。
これらを統合して嚙合わせる事でどれか一つが欠けても成立しない世界を作り上げる事で、新しい物語を作り出す目的がある。
その為、誰にでもわかりやすい平坦な言葉のみで構成する。
■時代背景、ジャンル:遠未来
■対象 :(誰に)
子供から大人まで。
■コンセプト(何をどうするのか、他の作品と何が違うのか。目指す方向性)
)平坦な言葉とシンプルなストーリーにより、誰にでもわかりやすくする。
)全体の重厚さを強め、何が欠けても成立しないほどに深く没入できる作品にする。
)ロボット物ならではの派手さ、格好よさを動きを中心に表現しセリフなどの安直な表現を避ける。
■スケジュール。計画(容量、工数、日数など)
全3冊分(原稿用紙1000~1200枚程度)。
全体的に3~4年程度のスパンとする。
1話を区切って同時に公開する。(今までは1話を区切り1週ごとに公開している)
反応を見るために投稿サイトの変更。
■コスト(日数、手間)
企画立案~設定確定(仕様書の完全作成完了)まで半年~1年程度。
本文は1話あたり2か月程度とする。
大まかにはフローを参考に。
■ストーリー概要
世界が消滅の危機にある時、突如現れた2機のロボットが墜落した。
以後世界は消滅せず、そのままとなった。
30年後、中立都市を何者かが襲撃する。
場所に向かおうとしたルシエラは、同じ場所に向かうクァンター、マルスと合流する。
中立都市の戦闘にて苦戦した末、敵機は撤退し部品が回収される。
部品の解析と修理のため、都市に向かう事になる。
都市に入ると封印の地にて不穏な動きがあるとして調査の依頼をする。
マルスはこれを受け出撃し、封印が解除された機体と交戦するもエネルギーを失い取り逃がして帰還する。
ルシエラは複合体に残り、中立都市の状況を話すと奪還作戦が発動する。
合流したマルスは参加し、中立都市に残っていた兵器を回収し使用、壊滅する。
ガルキアはこれに抗議したが、当初から決まっていた事であり、更に兵器を封じた血の刻印を解除しようとした事から不信を抱かれる。
ルシエラとマルスが持ち込んだ部品がガルキアと関連しているのも理由だった。
強制捜査の一環として王都への侵攻を決定。
ガルキアは新型機とクァンターで抵抗するが、制圧される。
その際搭乗者のオリジナル機体とクローンが発見され、マルスもその一人だと認識される。
そして、王女は全ての理由が民を救うためと吐露するも、実際には自分の地位を安定化させるための手段に過ぎないと諭され、自分が駒でしかないと知って逮捕される。
その後、マルスが調査した結果を基に封じられた機体の行方を捜索する部隊が結成され、追撃に向かう。
■世界観、場所:
各項目参照。
■登場人物:
各項目参照
■場所一覧。
地名:リウエ。
地理:40Km圏内の円状に収まる計画的に作られた都市。強国の国境付近にある。
文化、宗教等習わし:大まかに言えば南米地区と同じ。宗教関連はばらばらで区域ごと計画的に区分けられ、中央に総督府が存在する。各区域は出身者ごとに固まっているため、生活が異なる。但し重工業のみで成立しており、設立の経緯から各国家間の取引は余りないが食料の生産が行えない土地柄、生活物資の取引は定期的に行われている。
過去:25年前に発動した兵器の開発計画に乗っ取り、技術者を各国家より集めて住まわせた。人員は全て移民で2〜30万人程度。政は独立しているが、兵器の開発をメインとしているため管轄は複合体が行っているが、地理的な理由でガルキアの租借地となっている。故にガルキアの独立区としての側面がある。移民が多い特性上、追放を受けた人間の中継地として発展している。兵器開発終了後、機密保持のため直ちに消滅するように契約している。人員も例外ではないが、代わりに周辺の身元や身分の保証は行われている。
現在:兵器開発がほぼ完了し、最終調整のみとなっている。付随する部品開発も行っていて、これらの一部は複合体以外にも流れている。とはいえ、中立である名目上、深く立ち入ることはない。開発された兵器は血の刻印により封印され、特定の条件、人間でなければ開けられず使用も出来ないようになっている。複合体は概ね把握している。
未来:強国の1つ、ガルキア連邦のマイスが攻めてきた為に壊滅する。
複合体は1機の傭兵を持って撤退させる。調査後に去るもその間に兵器の回収を目的に占領する。
複合体と国家連合による奪還作戦が発動するも、作戦中に血の刻印を解除し回収した兵器、天使砲を使用、完全に消滅する。
(各項目200字以内)
施設:兵器開発工場。各区域の役場。複合体拠点。各入り口の門。各大使館と敷地。
構造:地下区域に血の刻印により兵器が封じられている。
政治システム:各居住区代表による合議制が取られている。各住民は超兵器の機密保持のため、兵器の回収後街ごと消滅する事になっている。住民は全員知っている上で居住、契約している。その代わりに外にいる遺族には生涯にわたる身分と経済的な補償が約束されている。(但し消滅が確認されない限り無効である)
各国家の介入は少ない。自衛軍はなく、傭兵により確保している。これは独立区で国家の所属による兵が確保できないのと、複合体が直轄で治めている為である。国境は比較的緩く、中に入るのは容易だが外に出るのは厳しい方針をとっている。
関連する地、人物:1部主人公、1部少女(共に出身)、ナグロッサ(近接都市、ガルキア側)エデュケム(近接都市、スプレア側)
名物、特徴:2大強国の国境の間にある。血の刻印により地下に兵器が封じ込まれている。
各区域に工場があり、部品の開発政策を行っている。複合体には公開していないが、大使館にはマイスが配備され、地下のトンネルを経由して機体の横流しが行われている。通貨は独自通貨のマリーだが、各国家の通貨は使用出来る。(但し手数料がかかる上、物流が発展していないので物価は高い)換金所も多い。
使用するロケーション:最初、(壊滅後)急遽確保された避難所。奪還作戦の一部。
モチーフ:ブラジル、ポルトアレグレ。
地名:エデュケム。
地理:リウエよりスプレア側に離れた場所にある都市。
文化、宗教等習わし:リウエとの物資取引が行われている都市で、物流の要となっている。市場が多いが治安に不安がある。光と闇がはっきりしている。治安が悪い区域では死が日常茶飯事なので、弔いに関する細かい規定は特になく簡素に葬儀が行われる。
過去:中立都市の中継基地になる前は国境の要所となっていた。物資のチェックを行っていると同時に、市場として発展してきた。中立都市の開発と共に食糧から工業の取引が行われるようになり、次第に発展してきた。
現在:発展してきたものの、町自体は何も生産していない。これは流通都市であるためで、一般的に宿泊所や駅、市場などの商業区域が中心となっている。一方で急速に発展しすぎたためについてこれなくなっている現状があり、周辺区域の治安悪化が懸念されている。縄張り争いからくる抗争が絶えない。
未来:リウエ壊滅により国境は封鎖された。故に流通は滞り急速に衰えることになる。縄張り争いは激化し、治安はより悪化していくことになる。
(各項目200字以内)
施設:宿泊施設。各種治安維持組織(警察、消防署など)、市場。列車。複合体整備施設。輸送ターミナル。
構造:宿泊施設等の明るい面と治安の良い区が中央やターミナル近辺に集中する一方、周辺は自警なくして入れない貧困区域が存在する。
政治システム:中央を中心に統制を取っているが、端にまで行き届かずスラム街近辺では縄張り争いが行われている。しかしながら、ある程度均衡が保たれていて、立ち入りに慣れた人間からすれば治安は比較的安定していると感じる。
関連する地、人物:なし。
名物、特徴:輸送ターミナルが多重に存在し、常時稼働している。
使用するロケーション:リウエから向かう時の中継地点。回収した機体の部品を本部へ輸送するよう促す。自分たちは首都へ向かう。リウエ奪還作戦にて配備を行う。
モチーフ:ブラジル、バカリア。
地名:聖都ファルファバード。
地理:標高が高い場所にある。計画都市で緻密な建造物と交通網を持つ。各議会をはじめとする施設が所狭しと並んでいる。
文化、宗教等習わし:スプレア首都となっており、議会や大使館など設備が充実している。スプレア最大の都市であり人口密度が高い。その代わり階級の固定化が進んでおり民主制に大きな影を落とし始めている。軍と複合体との関係も密接で、各組織の練度は高い。
過去:王政が敷かれていたが革命により王政を廃止し立憲君主制へと移行した。その際議会や公文書の公開など、民に向けてのデータ公開資料が膨大になったこと、複合体への設備拡張の必要から首都整備計画が建てられ了承。民の意見を踏まえた上でできる限り追い出さない方針で区画整理が行われた。そのため、区画はまばらとなってしまっていて、住居区域の中に大使館や公文書館が存在する斑模様の都市となった。但し政治機能の中枢のみとなっており、経済機能の中心は別の都市に移転している。
現在:政治機能の中心となっており、政府関係者が多く訪れる。一方でかつての都市の形相もまばらにあり、古いものと新しいものが混在する街となっている。王宮は奥にある非常に大きな区域そのものであるが、王の意向により一部が公園として公開されていて立ち入りは容易となっている。
未来:ガルキアの女王逮捕により、リウエを自国領土とする決定を下す。更に裁判に関しても強い権利を持つ。一方で複合体に睨まれており良好な関係になるとは言い切れない。
(各項目200字以内)
施設:大使館、複合体拠点。議会。王宮。政府機関。公文書館。
構造:住居区域と大使館等の施設がまだらになっている。全体的に高層ビルが立ち並ぶ区域とそうでない区域とがあるが、経済的な差は余りなくある程度バランスを取っている。
政治システム:立憲君主制で、王族はいるが最終決定の承認を下すのと外交くらいしか目立った仕事はない。殆どが議員で構成されている。各県の代表者と複合体の関係者が集う上院と、各議員が推薦した人間のうち、選挙で当選した下院の2つが存在する。
関連する地、人物:王、複合体幹部。
名物、特徴:計画都市であるが、経済の都市ではないので明るさはない。法にも厳しく人より警察の数が多いと言われているほど。
使用するロケーション:複合体施設。
モチーフ:ブラジル、ブラジリア。
封印の地=クイアバ近辺。
リウエ隣=スプレア方面=ブラジル バカリア クリティバ。
ガルキア方面=ウルグアイ コンコルディア。
王都(ガルキア)=アルゼンチン ロサリオ
王都(スプレア)=ブラジリア
複合体総督府=サンタクルズ
監視区域中継点=クイアバ
地名:複合体総督府カシム。
地理:重工業地帯で資源の採掘、輸送からマイスの生産までを一括して行っている。山の中にあり天然の要塞の形相を見せている。公害がひどいとされ居住区と完全に隔離されている。地下にも居住区があるが外の人間は公害を理由に利用することは出来ない。関係者以外の立ち入りはゲートにより不可能となっている。
また、外部にはゲートと一体化した地下区域があり、そこでマイスやフロートは固定を義務付けられる。よって、内部には直接持ち込めない構造になっている。
文化、宗教等習わし:巨大な工場群と道場を複数持ち、非常に高い練度を持つ。法律より規律を重視し、徹底した管理を行っている。警察組織は少ないが各個人単位で自衛、武装している為に治安は守られている。融通の効かない人間が多い。
過去:世界統一見解により、メインストリーム確保が決定づけられた際に組織された巨大な超国家組織の本部。大国であり、歴史の古いスプレアが公害を理由に首都移転した後に空いた土地を利用した。
現在:マイスの製造、整備工場と傭兵のクァンターの詰め所、住居エリアを取り囲み総督府のビルディングがそびえたつ。内部は関係者以外立ち入りができない領域であり、区域そのものが要塞と化している。
未来:自衛軍の侵攻により交戦、撤退にまで追い込むも一部が壊滅する。
(各項目200字以内)
施設:総督府管理区域。住居区域。クァンター詰め所。
構造:中央に要塞状の総督府があり、詰め所がある。
政治システム:独立区であり、実質的な管理は市長が行う。正し市議会議員を含めか関係者は一切政治に寄与しない。リウエを上回る中立区域となる。これは各国家の決定より複合体の決定が優先される(複合体の設立目的は世界の消失を阻止するための調査、観測の為の先兵の育成と部隊運用、目的の達成にあり国家群の子ぜり争いに関与しない)為である。
複合体の関係者は機密保持と身の安全を確保する為に原則非公開となっており、更に人権保護から身分を示すナンバーも常に変動する。故に隣にいる人が複合体の管理者であるケースもありうる。よって誰が誰の位で何の仕事をしているのかは一切わかっていない。
わかっているのはクァンターやマイスの管理を行う、比較的近い人間だけであり、この辺は外部スタッフなので変動はない。
関連する地、人物:1部少女、1部主人公。複合体市長。
名物、特徴:重工業地帯であるため、食えればいいというものばかりで料理の質が悪い。但し原材料は無菌の工場で作られるため味気ないが安全で信頼性も高い。調味料は化学薬品なので雑味がない分味気ないので好みが分かれる。物資の搬入も検閲が厳しい関係でさほど行われない。クァンターが輸送する新鮮な食糧が頼りである。
使用するロケーション:
モチーフ:サンタクルズ。
地名:研究施設都市イムスク。
地理:王都ゼルファンより離れた都市でスプレアよりの区域。研究施設そのものが都市として発展している。
文化、宗教等習わし:医療を含めた基礎科学は世界最高水準とされている。製薬会社等の化学メーカーが多く集う。農業成果物の生産性はなく、物資の搬送と取引により経済が成立する。ガルキアの主産業の一つとしての医療、化学製品の開発を支えていると言える。しかし、ガルキアの国家の指針により変更されることも多い。
過去:スプレアと比較的距離が近いこともあり貿易の為の化学工場が立ち並ぶ。
スプレアの工場区域が総督府になり、(ベネズエラ)側に移行した為にスプレ吾川の工業製品の輸送が遠のく。これにより貿易取引を目的とする工場の重要性が高まり工業製品ではなく別の製品である化学製品の開発生産が主流となる。国家が中心として勧誘を行った結果、世界最大の研究、開発を行う都市となる。同時にガルキアの意向によりリウエから横流しした部品の組み立てを行い、独自の兵器開発を行うことになる。
現在:横流しが発覚し、更にリウエで回収された機体のパーツの照合から、ガルキアが独自開発した兵器だと判明する。責任追及を行うもガルキアは拒否。これにより複合体の侵攻が行われる。ガルキアはクローン部隊と傭兵を使い交戦。激しい戦闘の末クローン兵は壊滅し明け渡しを余儀なくされる。
未来:明け渡しの後調査が行われ、独自の兵器とクローン兵の研究形跡を回収する。これにより主人公もクローン兵の一人と判明する。
(各項目200字以内)
施設:クローン兵開発、研究棟。製薬会社施設群。兵器開発工場。輸送地下空港ターミナル。
構造:製薬会社軍が表に出ている。地下は巨大な空洞がありもう一つの都市がある。クローン兵や兵器の開発、練度の調整を行う施設となっている。
政治システム:ガルキアの方針に従う分には経済を安定させている。そのため製薬会社は表向きは従っている。実際にはガルキアの人間を潜ませており計画の侵攻を監視している。ガルキアの傘下にある企業は裏での研究に加担していた。複合体との接触を避ける為、社会奉仕の名目で情報公開を行いミスリードを行っていた。
関連する地、人物:ガルキア女王、1部主人公。製薬会社社員。
名物、特徴:製薬、実験棟が多く非常に建物の密度が多い。地下都市が存在し、空港まである。
使用するロケーション:表。地下都市。地下都市内研究施設。
モチーフ:コンコルディア。
地名:王都ゼルファン。
地理:イムスクより西にある都市で、ガルキアの首都。政府機関が周辺に展開している。
貴族以外の居住が許されない王宮区域があり、都市が周辺に展開する。中国の古代城に似た構成になっている。
文化、宗教等習わし:貴族が代々に渡り治めている為、格差が非常に激しく身分感の対立も激しい。中心の川を通して冠婚葬祭が行われている文化があるのは共通しているが、あまりにも装飾に差がありすぎる。
過去:元々は宗教都市として発展してきたが、政治と宗教が一体化し次第に司祭が貴族となり重曲をそのまま乗っ取る形で成立した。政治中枢は全て王族が占めるようになり、過剰なエリート主義が各県を収めるまでに拡大した。街の人間は次第に格差を受け入れ、然るべき道に落ち着く形で街が成立した。
現在:王女が即位した後、摂政により政治が行われている。合議制であるが表向きでしかない。余りに巨大化した為に複合体への過剰な納付金や制約から抜け出すため、完全な自立を求めて複合体へ反旗を向ける。
未来:傭兵と軍との戦いの結果、王女の逮捕により主体性を持たない貴族は事実上権利を失う。また、貴族の住居区域は全て壊滅し平民がなだれ込み混ざっていく。混乱を避けるためスプレアの管轄に入るも、王女の釈放により再び政治券を取り戻す。
(各項目200字以内)
施設:貴族院住居地区、平民住居地区。兵器開発工場。血の刻印(オリジナルの機体の一部を封じている)
構造:地下に兵器開発工場。オリジナルの死体と遺伝子パターン、機体の一部が保管されている血の刻印。王族が住む王宮と、リウエすら見られる王宮『時の柱』が貴族の住居区域の先に存在する。
政治システム:絶対王政を取り、王族以外は政治にかかわらない。貴族は従う形で抗無に従事している。平民は住居区の外にいて、従う形で強いられている。彼らは外に出ることは許さず、施設に関わることもない。更にターミナルもなく傭兵の立ち入る隙間もない。
関連する地、人物:1部主人公。王女。貴族。傭兵。
名物、特徴:平民と貴族の圧倒的な格差。傭兵すら立ち入らせない(表向きの)高貴さ。
使用するロケーション:王都全体。『時の柱』
モチーフ ロサリオ
■用語一覧
マイス。
人型大型兵器。
10m程度で腰部の後ろにコックピットがある。
装甲と言えるものはなく、そう見えるものは全てエネルギー発生装置とバリア発生装置を複合したものとなる。
動力源は空気中の水で、燃料電池に変換する。バッテリーはなく全て外燃機関となる。
材質はチキン質のプラスチックに近い。
機体は各部位がコンピュータで接続されており、各部位の動きに連動してモーションを取る。
そのため制御は恐ろしく簡易となる。(昆虫の神経回路と脳を模倣している)
癖を埋め合わせるため、根底にある記憶で認証を行い調整を自動化する。
記憶の関係から男性のみしか扱えず、女性が扱うと脳に多大な負担から影響が残る。
この場合、オリジナルの記憶を保有する者以外扱えないため、メモリーを入れたカードで記憶データを挟み、認証の記憶を欺瞞する事で誰でも扱えるようになっている。
但し癖は変わらないので僅かな違和感がある程度の遅延がある。
コックピット内は足、手を覆うようにコンソールがあり各部位の筋肉の電位信号を読み取りその動きに合わせるように動かせるようになっている。
装甲に見える部分が花に見えるためそう呼ばれる。
25年前に機体で飛来した機体の一機を元に作る。
各部にサブアームがある。
コックピットは腰の後ろ。
対人用にビームバルカン、対物用にグレネード、ロケットがある。
但し、マイス用には使えない。
ミサイルはない。ロックが出来ない。
同じメーカーなので全て基本は同じ。
概念機関でバッテリーはない。
但し、外付けエネルギーパックはあり。
フレームも装甲もない。
そう思えるのはエネルギー発生装置となる。
素材はチキン質のプラスチック類のものである。
バリアで守る。
近接武装はパイルバンカーの類。つまり槍。
剣はあるが防御用で攻撃用の大型のものではない。
移動は高速艇やバス、運搬フローター使用する。
バスは100Km前後で駅を介して都市を移動する。
高速艇はクァンターが使用するもので、時速200Km以上を出す空挺である。
機体の整備、格納のほかスイートルーム並の居住区があり自動運転となる。
大容量であるために運搬も普通に行えるため、都市間の物資配達を副業とする者も多い。
バリア
起動時に僅かな時間、並行世界へ転送出来る状態になる。
この時、周辺に歪みが発生しあらゆるものを弾く。
転移している状態では実際にいるのは空蝉のみとなり、攻撃はすべて無効化される。
機体にダメージを与えるためには、直に触れるか転移している次元まで追跡できる武器を使用するか、転移した次元に干渉できないようにするかしかない。
複合体。
国と連邦の間にあり、軍事を司る。
複合体はクェンター(庭師という意味)を組織し、世界の特異点に関する任務部隊の選別を行っている(表向きは各国のパワーバランス維持)
その下に組織がある。
世界の消滅の危機にある中、特異点と呼ばれる機体が回収され保有と研究、そして回収の為別世界から組織が介入してくる懸念があった。
複数の問題を解決するために国家の上位組織として作られた。
以後はマイスの開発、製造。搭乗者の管理を行っている。
国は複合体に介入できない。但し複合体は国の政に干渉しない。
それを不服として強国の一つが反乱し、独自に機体を作った。
機体は複合体以外生産は禁止されている。各国は複合体から買っている。
複合体の拠点は各国の主要都市にあり、国は干渉できない。
ガルキア連邦。
南米方面、我々の世界のブラジル東部からベネズエラまでの領土を持つ国家連邦。
各県から構成される南米2大強国の一つ。
絶対王政で政治は全て王族が取り仕切る。
王族の決定は絶対であるが、民に近い位置にいる県(県の代表も王族である)からの要請を優先させる憲章があるため、民との剥離は少ない。
首都はゼルファン。王都と呼ばれる。
王族の職分は引退時に後継を指名する必要がある。
身分制であるが王族と直属の衛兵を除き職分として統一されている。
前の王は3年前に死亡したため、娘が14歳にして即位し取り仕切っている。
摂政がいるが、最終決定は王が行う。
国家の安定と経済の安定、拡張を理由に連合から複合体へ多大な出費を強いられており、更に中立都市設立への土地租借を矯正されたこと、中立都市の経済を自分で確保できない点、更に軍備の圧力を疎ましく思っていて独立を度々申し出ている。
しかし、血の刻印により解除できず傭兵の介入により撤退する。
30年前に回収した機体を解体、解析しており複合体を組織するきっかけを生んだ。
その成果から機体は全て地の刻印により封じている。よって王族以外に生の機体の一部とデータを見る事は出来ない。
機体のパイロットの記憶と遺伝子をコピーしたクローンと、データを元にした新型機を中立都市に圧力を欠け、データを横流しする形で独自に開発。中立都市の制圧と成果物を目論むも他の強国の圧力や傭兵により阻止され、成果物も血の刻印により解除できない状態になる。
更に立場が危うくなり、王都へ侵入を許す。
新型機で応戦するも、機体は鹵獲され王女は反逆罪で逮捕される。
更に研究施設も複合体に押収され、政治は全て連邦政府へと移行する。
通貨はリエラ。但しスプレア側の通貨も利用できる。
主産業は畜産。
スプレア連邦。
2大強国の一つ。
南米方面、ブラジル南部からアルゼンチンまでを統括する。
州制を取っており、各区域は独立行政区になっている。
立憲君主制で、君主はいるがほぼ政治に参加できない。
議会制で、州の代表が集まる議会により基礎的な法律が運営されている。
但し民主制ではなく、議員は国家に寄与した貴族より選ばれる。
その為に小回りが効かず、地方と中央との差が激しい。
首都はファルファバード。
連邦や複合体への出資は多大であるものの、強国ゆえの義務と捉えている。
各州ごとに複合体より機体が確保、適正数を配備している。
治安は安定しているが、地方ではそうでもないが為に半ば夜警国家になっている箇所もある。
半ば自立しているためか外交に対して静観を決めることが多く、介入を避けていると言われているがそのことが他国にとって不気味さを出している。
自国領土内において封印の地が存在するが、実質的には複合体が管理しているうえ国境付近である地理上、クッションを置くため治外法権となっている。
ガルキアが一方的に領土の保有を示唆しており、実効支配をしている。
スプレア軍は対抗措置として複合体への重課金を要請している。
通貨単位はバル。但しガルキア側の通貨も補助通貨として使用可能。
主産業は農業。
クァンター。
「庭師」の意味を持つ傭兵。
総じてマイスの搭乗者全体を指す。
大きく分けて複合体に属する傭兵と国家に属する近衛兵の2つがあり、両者ともに複合体に登録されている。
国家に属するタイプは王族に属した階級で非常に位や待遇が良い。
ただし条約で各都市圏に12機のみしか配備できないので倍率は高く、厳しい統制が必須となる。
対して傭兵は国家に属さず出入りも自由、各国家の法律が適用されない等の特権を持つが基本的人権は全て複合体に預けられる。
故に自分の身は自分で守らねばならず、国家での待遇も低くふくごうたいきょてんをねぐらとするのが常である。
マイスの構造上、全て成人の男性のみで構成される。
消耗率の高さから過去の経歴は問われず、紹介や実績さえあれば簡単に登録される。
裏を返せば一切の経歴は抹消される。(何処の国家の何者なのかさえわからなくなり、事実上死者と同じ扱いになる)
このような制度が出来上がった理由として、複合体の理念が「特異点関連の事象に当たる事」であり、それに見合う尖兵が必要であったためである。
血の刻印。
一般的に言えば「封印」のセキュリティ強化をしたもので、マイスの技術を応用したもの。
名前とことなり特定の因子を持つ人間(契約した人間)の記憶と遺伝子を記憶する装置と、照合して解除する装置の2つでワンセットとなる。
一度認証すれば封印を解除しない限り再登録は出来ず、その人物がその場所に存在しない限り、永久に解除出来ない。
特定した領域に特定のものを封じる技術で、封じたものに時間の経過はない。
異次元に封じているとされているが、それすらもわかっておらず一般的には次元の歪みの僅かなスペースに放り込んでいると言われる。
強力な為、保有しているのは各国家の中枢のみ。
よって、知らない人間のほうが圧倒的に多い。
最重要気密を封じているのが一般的で、王族の認可がなければ解除できないようになっている。
リウエでは主人公が契約をしているため彼以外に開けられず、奪還作戦のときに解除され。内部の天使砲を回収する。
ガルキアではオリジナルの機体の部品と搭乗者の記憶データ、遺伝子データを保管している。
天使砲。
リウエで作っていたもの。
複合体の指導で20年近く開発が行われてきた。
現在いる世界に最も近い平行世界を一定区域内に一時的に召喚し、対消滅させる。
対消滅なので防ぎようがなく、指定された範囲に存在するものは文字通り「世界から消滅」する。(厳密には周辺世界から物質と精神体を分離させ、それぞれを全く異なる世界に吹き飛ばすというのが正しい)
対消滅後、その領域はメインストリームに近い側に持っていかれる。
エネルギーの消耗が激しく、現時点では自身のエネルギーパックの供給なくしては撃てない。
発射するのは領域の中心を示すマーカーである。
余りにも非人道的なので発射時、敵味方の区別なく警告が発せられる。
本来は特異点を次元回廊に吹き飛ばす際に使用することになっていた。(平行世界を召喚して中間の次元回廊に吹き飛ばす)
リウエ奪還作戦にて死体等を弔うために使用し、2度目は自衛軍の先遣隊に対して使用した。
次元回廊。
平行世界と平行世界の間には空隙があり、この部分は無が広がっている。
無の空隙を次元回廊と呼ぶ。
世界は2つの事象「物質界」と「精神界」が混ざることで存在するが、次元回廊ではどちらかしか存在できず、逆に混ざっている状態では次元回廊に存在できない。
血の刻印は一時的に分離を行い、一定の座標で元の状態に混ぜる方法で行っている。
平行世界間の移動は無の空隙を無理やり裂いて行っている。
この方法が確立する前は、血の刻印と同じく分離して別個に平行世界に運ぶ方法を理論として取っていた。
再生計画。
ガルキアが複合体からの開放と領土拡大を目的に発動した計画。
複合体設立後、権力が集まっている状況に対して発動したもの。
複合体に代わり自分達が優位に立てる状況を作る為、回収したオリジナルの機体技術を使っている。
独自開発した機体と、高度な技術を持つパイロットを大量生産する事で、出来る限り民を傷つけず大量の軍備拡張を可能とする。
表向きには虐げられている民への開放を上げているが、(複合体やクァンターへの支払いで税が増える状況を改善する)実際には複合体へのカウンターと、貴族が自分の権力を正当化し、民にさらなる階級の固定差を促すものでしかない。
リウエ壊滅後、機体の部品が回収された事で独自機体の存在が発覚。
ガルキアは反発するも、都市へ侵攻しクローンと部品が証拠として存在し、事実だと確証する。王都制圧を持って完全に沈黙し、王女の逮捕で幕を下ろす。
■主要なキャラクター
名前:マルス=グレイザル
容姿:赤い髪にサングラスをしている。(実際には黒髪に黒い瞳)。
能力:カード認証無しでマイスに搭乗できる。
年齢:21。
性別:男性。
性格:人の裏切りを目の当たりにし続けた為、余り話そうとせず人を避ける傾向がある。しかし借りを作らないようにするため、受けた約束は必ず果たす。
職業:クァンター(複合体直属)
所属:複合体直属部隊。
自称:俺。
二人称:マルス。低ランククァンター。
総評:他人を疑ってかかるが厄介事は好まない。人づきあいが苦手なのではなく、過去に利用し利用される関係に慣れすぎてしまっているためである。しかし、信頼を築けば絶対に裏切らない傭兵の思考を持っている。また、リウエの人々と交わした約束である「安寧」を果たす為に行動する点では一貫している。
人物関係:複合体幹部(主従関係、保護者)。1部少女(関係者)リウエの民(保護者)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):30年前に落ちた機体と死亡したパイロットの記憶と遺伝子を移植されたクローン。
研究都市で兵器として育成された実験体の1人だが、兵器としてあるまじき「死の恐怖」に目覚めたために廃棄処分されかける。
しかし、戦闘能力に目をつけた複合体のスパイが手を回して保護する。(複合体ではエースパイロット程度の認識しかなかった)
以後リウエを拠点としてクァンターとして過ごす。信頼関係は良好で、血の刻印を受け取っている。
(現在、行動内容):リウエから離れた際に襲撃を受けた知らせを受け、急行して機体を撃退する。
回収した機体の部品をめぐり少女と共に、天使砲の使い手として選ばれ、更に自分の運命と向き合うを経験する。
様々な任務を経験した後、最後は自分のオリジナルと因縁を持つ女性と出会う。
(未来、行動結果):彼女の機体を敵とみなして緑色閃光を起動、共に次元回廊へ封じる。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:主人公。
モデル:
余談:ナルオンでは黒い髪、黒い瞳は遺伝子上存在しない。彼は本来世界に存在してはならない意味合いがあり、差別を受ける為神を染めサングラスをして素性を隠している。
闘争本能を上げつつ遺伝子混濁を防ぐため、生まれながらにして去勢されている。
虹彩にクローンの製造ナンバーが埋め込まれている。
複合体直轄の人間であり機密に関する内容や汚れ仕事が多い為に記録がほとんど抹消されている。
更にリウエに駐留していることもあり、ろくな仕事をしない低ランクのクァンターと認識されている。
死の恐怖を持っているために慎重で直接的な殺生を嫌う。
名前:ルシエラ=ナル
容姿:青色の髪を纏めている。
能力:
年齢:16
性別:女性。
性格:育った環境から、現場主義な側面があり下層の人間に同情的である。年齢相応の血の気の多さ、感情を表に出しやすいが嘘はつかない。
職業:複合体幹部。
所属:複合体。
自称:あたし。
二人称:ルシエ。
総評:物事について納得できるまで追求する。そのためにはどんな手段も厭わない。多感で地位に恵まれているが、人を見捨てることはない。しかし、過剰に人を信じようとするために人を疑う人間には無意識に冷たい態度をとる。
人物関係:複合体統括者(血縁関係者)、1部主人公。(主従=パートナーへ)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):複合体統括者の血縁に生まれるも、堅苦しい環境に馴染めず学園都市を経由してリウエで過ごす。複合体の人間であるがために僅かであるが実態を把握しており、彼らに対して思い入れが出来る。一方でクァンターに対しては戦争屋としていい印象はない。
リウエから離れガルキアに複合体幹部として向かっていた折、襲撃の知らせを受け事実確認を行うため、危険を顧みず単身でリウエに向かっていく。
(現在、行動内容):リウエにてマルスと出会い、事実確認のため共に行動する。自分と同じ出身である事や、彼自身の約束を知り、彼と同じ目的である「真の安寧」を求めてなりふり構わない手段を使いながらも支援していく。彼が消滅した後に複合体として交渉を行い、無条件撤退を決定させる。
(未来、行動結果):複合体の幹部としてのいちに収まるも、傭兵部隊の現場指揮を請け負っている。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:(機体に乗らない)ヒロイン。もう一人の主人公。
モデル:
余談:複合体の関係者である事を隠すため、ルキアという偽名で登録、行動している。
名前:ヴァンプレイス=ロー=スプレア。
容姿:ひげをはやしている。痩せ型のビジネスマン風。髪の色は紫色。
能力:
年齢:45。
性別:男性。
性格:人は自律するものと考えており、任せられるものは他人に任せてしまう。しかし放任主義ではなく最終決定は自分で行うようにしている。表立った野心は特になく、それぞれがそれぞれ上手くやっていればそれで良いというスタンスである。王族らしからぬフランクな態度を取り、回りにもプライベートの時にはタメ口を取るように話しているが、公のときには態度を注意する等、仕事とは完全に分けて考えている。
職業:スプレア皇帝。
所属:スプレア。
自称:俺、自分。
二人称:閣下。ヴァンプ。
総評:やたらと身振り手振りで説明したがる。多少の吃音があり、回りから聞き取りにくいと言われている為である。だからといって障害があるわけではなく、体が心に追い付いていないだけである。
人物関係:複合体(出資者)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):20歳に皇帝が死亡した為に即位した。何をするにも家来に許可を取らなければならなかった反動から、些細な事は他人に許可を出させるより自分で行わせた方が早いと考えるようになる。議会制等の決定も適当に見られている。
(現在、行動内容):リウエ占拠に不快感を示し、主人公達に会って事情を聞き取る。複合体に会い奪還作戦の中核をなす他、自身の領土が占拠された時には慌てずに議会を持って奪還作戦のあらましを了承して作戦を複合体に提案する等、冷静な対応を行っている。自分の領土を制圧されたにもかかわらず、戦争は交渉が基本としてガルキアの女王と共に無条件撤退の交渉に応じている等、感情に動かされない面がある。
(未来、行動結果):スプレアの領土を安定させると同時に、ガルキアの一部の統治権を持つ。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:スプレア領統治者。主人公たちの理解者にして親。
モデル:
余談:
名前:アリッサ=ナル。
容姿:短い青の髪。相応のスーツを着ている。
能力:
年齢:70代後半。
性別:女性。
性格:柔軟な思考を持つが他人に厳しく、非常な判断を下しがちになる。彼女は世界を救うという使命にとらわれるあまり、自分を見失い純粋なコマを演じているに過ぎない。本来は相応の生き方をした普通の人間である。
職業:複合体統括。
所属:複合体。
自称:私。
二人称:統括。
総評:世界を守る宿命からか、矢鱈に他人を疑ってかかる。それは自分の使命が全体の使命であると勘違いしているからであり、悪意から来ているからではない。しかし、過剰な善意が彼女の本来の思考を妨げているのは確かだ。
人物関係:1部主人公(保護者の一人)。1部ヒロイン(血縁関係者)スプレア皇帝(立場上の関係者)。ガルキア王女(立場上の関係者)。
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):25年前に設立された複合体の統括者。前線に出ている人間の中では最高位の責任者である。元々はガルキアの王族であり、国王に近い位置にいたが世界の保護を担うために地位を降りてこちらについた。その際にガルキアから追放されたマルスを保護し、複合体の拡大と共に育てた。ガルキアの計画の一端を知っていたが、世界を救うためであると信じ無視していた。マルスにガルキア側の複合体拠点に向かわせていた。
(現在、行動内容):リウエ侵攻を知り、直に依頼をかけ状況を調べさせる。同時に向かっていたルシエラを保護させ、占拠後ガルキアの真意を知るやいなや、スプレア皇帝と会談し侵攻命令を発動させる。出自からガルキア領の代理統治から外れる
(未来、行動結果):複合体としての使命を終え、事実上国家の管理下に入る。それでもクァンター達の管理が必要になるため、立場は維持している。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:主人公達の母親としての立場。指示を与える人間である。
モデル:
余談:計画の一端を知っていたが、行動に移さなかったのはガルキアの計画が複合体の計画と合致していた(と思っていた)からである。しかし非人道的であるとは考えており、廃棄処分が決まったマルスを保護し、経歴を全て抹消してガルキアの追跡を免れさせ、クァンターに仕立て上げた。
マルスが複合体の直属で国家に属さないのは独立した組織にいれば、彼は生き延びられるからである。
リウエの占拠を持ってして、自分が想像していた理想と計画が異なると確信する。ガルキアの真の目的を捕縛した女王から聞き出て事実を確信する。
オリジナルの機体の部品、データはガルキアが保有している。これは複合体設立前に回収されたためである。解析後に特異点の存在が明らかになったために設立されたのが複合体である。
名前:ハイン=コル=ガルキア
容姿:ロングスカートのドレス風の衣装、ピンク色のストレートの髪。
能力:
年齢:14
性別:女性
性格:年齢相応の純粋さに染まっていて、全ての人間を救いたいという甘い思想にとらわれている。余りに世間知らずな面がある。
職業:ガルキア女王
所属:ガルキア
自称:私
二人称:女王
総評:使命感が強く、王族と貴族のちいを保とうと保守的な思想に翻弄されている。担ぎ上げられ計画の引き継ぎを余儀なくされた彼女の心は余りに窮屈で悲鳴を上げているが、理性と使命でふさぎ込み保守的な政治を粛々と行う為政者を演じている。その姿は見るものから見ればすぐにわかるが、誰もが口出しをしない。
人物関係:スプレア皇帝(外交の立場)、複合体幹部(外交の立場)、摂政(政治的な側近)
経歴関係
プロフィール(各項目を200字以内にまとめる)
(過去、行動動機):前代の王と貴族の王妃の間に生まれる。生まれた頃より徹底的な帝王学を学ぶが、その生き方は大抵の少女が友人や恋愛などを経験して心の穴を埋めていくのと異なっていた。結果、心の穴を埋められず空虚なまま育っていった。更に才能を持っていると周囲に評されたのも災いした。王は病を理由に引退し、自動的に王の立場に就いた時、引き継がれた人道から外れた計画を見て呆然となる。しかし複合体からの独立が虐げられている民のためになると信じて計画を続投し、他人に言われるがままに政治を行っていた。
(現在、行動内容):リウエで開発している兵器が自分達、特に民に向けられるのでは、という恐怖から先手を取り制圧作戦を開始する。計画の一端で独自に開発したマイスで占領するが、皮肉にも自分の国で作ったクローンの一人であるマルスによって瓦解していく。
責任を問われ、話そうとするが摂政は拒絶。これにより計画の調査を目的とした王都侵攻作戦が発動される。
平民を盾ににして保身を図る貴族や、率先してスプレアに下る王族を見て自分達のしてきた事は幸福ではなく、ただの保身と権力の拡大だった事に気づくも、アイデンティティを折らない為に民のためだと言い聞かせる。王都を制圧されマルスに責任を問われた時、彼女の心は完全に折れる。そして条約違反として逮捕、医療都市の捜索により計画が表に出る。王族や貴族共々複合体に軟禁される。
(未来、行動結果):軟禁後、王都にある血の刻印により封じられたオリジナルの機体の部品とデータを取り出すため、取引を持ちかけられる。保身に嫌気が差すも、安寧を取り戻すために自分の戦いをするよう諭される。取引に応じ釈放され、血の刻印を解除する。権力の殆どを剥奪されながらも、ガルキアの女王として君臨し無条件撤退の交渉に望む。
メタ(構成)関係。
(物語上での)役割:1部主人公を作り出した母親であり、担ぎ上げられた人間の哀れさを示す。
モデル:
余談:
■マイス(ロボット)
機体:リマル=グルパス
マルスが複合体と共に開発、設計した専用のマイス。「リマル」はマルス専用という意味で、システム等からマルスに適合するよう設計されている。ただし整備の問題から部品自体は規格化されていて、共有出来るようになっている。
10m前後、ベージュを基調としている。
機体性能はそこまで高くはないが、彼自身が機体性能を極限まで高められる事もあり、非常に性能が高く見える。
特筆する点として、防御用に使う短刀(マン・ゴーシュ)を攻撃に転用した長刀の武器(ドウダヌキ)と、対マイス用の飛び道具、ボウガンを搭載している点がある。
通常、バリアを突破するためはエネルギーの問題から一転集中の突系の武器を使用し、更に次元転移を行うマイスに飛び道具は通じない。
しかし次元転移先の座標を計算し、追尾するように弾頭をプログラムして発射する(但し効果は0.8秒くらいしかない)矢を放つボウガンが作られた事で中距離での有用性が高まっている。
また、刀は表面積の過大さからエネルギーを消耗しやすいために採用を見合わせていたがマルスはこれを採用し、刀自体に外燃機関を搭載したことで解決した。但し刀自体が大型で取り回しは悪い。
また各種ハードポイントがあり、各種武装と組み合わせられるようになっている。
非常に強力な機体とされていたが、王と奪還作戦で新型機ヴァルク=ガインの統制の前に苦戦する。統制の裏をかいて相打ちという形で撃破され、彼自身はヴァルク=ガインを鹵獲する。
武装:対人用エネルギー機銃、対物用グレネード及びスモークディスチャージャー、長刀(ドウダヌキ)、防御用担当(マン・ゴーシュ)、腕部パイルバンカー、予備ラッチ、天使砲(追加)
機体:ヴァルク=ガイン
ガルキアが独自開発した新鋭機。設計思想は集団戦闘をメインとしており、各々の役割別にカスタマイズが施されている(パイロットの特性ではなく戦術上の役割で異なる)。
「ヴァルク」は防衛を意味しており、役割ごとにナンバーが振られている。
搭乗者は芦原のクローンである為、機能性は非常に高い。
機体の単体性能も高く、リウエに向かったリマル=グルパスを中破に追い込んだ(但し腕を破壊されている)。
この機体の真価は徹底した統制であり、文字通り数の集まりでしかないクァンターを確実に追い込み撃破していく。
しかし、逆を言えば統制を取る為のコントロール役を破壊してしまえば統制は不可能である。更にクローン自体は劣勢に追い込まれた際の融通が利かない。(そういう訓練を受けておらず、死の恐怖や感受性がないので生き延びる=仲間を助ける選択肢がなく、足手まといは味方でも容赦なく足切りにする)マルスは統制を行う機体をフォーメーションと通信ネットワークのハッキングで解析し、統制を行っている機体を見抜き、相打ちに持ち込む形で撃破する。
以後はその場で強奪し、武器を持ち出した。
マルスが奪ったのはコントロールを行う統制用の機体で指令や通信系統が強化されているが、通信を阻害するスモークディスチャージャーなどの自衛武装はない。
ハードポイントによる拡張性があるが、規格化されていないので共通性はない。
王都制圧後、複合体に接収され規格化される回収を受ける。その後マルスに供給された。
武装:対人用エネルギー機銃、パイルバンカー、防御刀(マン・ゴーシュ)
通信用アンテナ、